自然の洗礼!雑草との絶対に負けられない戦いの始まり。
この土地に来て最初に自然とぶつかったのが――
「草」。
そう、雑草です。
春から秋にかけて、あっという間に膝丈から、種類によっては腰まで伸びてくる。
特に雨が降ると、次の日にはもう「誰が育てた?」と言いたくなるほど元気に伸びる。
そんな雑草との戦いの日々をここにまとめました。
目次
- 第一戦 ー 力の差歴然、勘違いからの完敗
- 第二戦 ― 自力の限界、引き分け
- 第三戦 ― 最強の相棒とコーチとの出会いそして、勝利へ!
- 草刈りから学んだこと
- まとめ
1. 第一戦 ー 力の差歴然、勘違いからの完敗
最初の戦い。
第一戦は、とある先輩から
「うちは普通の家庭用を使ってるよ〜」
と聞いたことがきっかけでした。
その言葉を信じて、右も左も分からない私たちは家庭用の “芝刈り機” を購入。
……そう、“草刈機” ではなく “芝刈り機” を買ってしまったのです。
価格は約2万円ほど。
「これで十分いけるだろ?」という、自然をナメた態度があったのかもしれません。
しかし開始直後、いきなり雑草からの洗礼。
全く刈れない。
草が長すぎて、機体がすぐ詰まる。
防戦一方のまま、芝刈り機は無力…。
気づいた時には時すでに遅し。
わずか2〜3時間でボディが破損してダウン。
約2万円が一瞬で消えた衝撃、そしてKO負け。
この一戦で、私たちは
「自然の中で生きる知識が全くない」
という事実を思い知らされました。
無知ゆえの黒星スタート。
これが私たちと雑草との戦いの物語の始まりでした。
2. 第二戦 ― 自力の限界、引き分け
悔しさを胸に迎えたダイレクトリマッチ、第二戦。
前回の敗北から学び、今度こそはと再リサーチ。
ホームセンターや街中の作業でよく見かけている、
まるで刀のようなあの機械を手に入れました。
今度こそ勝てる。
そう思って挑んだ2戦目。
序盤は快調。
切れ味抜群で、草がどんどん倒れていく。
「おお、これはいける!」と手応え十分……のハズでした。
しかしすぐに異変が。
腕が……痛い?
とにかく腕に力が入らない。
自身の筋力不足が原因か?
貧弱!貧弱ゥ!
さらに、充電式ならではの弱点が露呈。
パワーが落ち、あと少しのところで刈りきれない。
結果、途中で断念。
こちらは腕の筋肉痛と数日間のダメージ。
まさに 痛み分けの引き分け。
これで戦績は 1敗1分。
いよいよ、負けられない最終戦へ突入します。
3. 第三戦 ― 最強の相棒とコーチとの出会い、そして勝利へ!
そして迎えた3戦目。
近所の農家さんを“コーチ”に招き、
その方から中古の新装備を購入。
ついに エンジン式の最強武器 を手に入れました。
エンジンで駆動し、草の階級を超えて粉々にしていくあの圧倒的なパワー。
試合開始のゴングと同時に打って出ます!!
初めて刈った瞬間に「これは勝てる」と確信しました。
相棒とのコンビはまさに最強。
初タッグとは思えないほどの連携で、
雑草はもちろん、飛び道具の虫たちも寄せ付けない。
そして――
ついにその瞬間が訪れました!!
完勝!!です!!!!
戦績は 1勝1敗1分。
ようやく勝ちました!!!
全面を綺麗に刈れた庭を2階から眺めた瞬間は、
まるでリングのコーナーで観客を見下ろす格闘家のような気分でした。

4. 草刈りから学んだこと
草刈りという一見単純な作業から、
私は思っていた以上に多くのことを学びました。
● 環境に合わせて自分が変わる必要がある
自然は私たちの都合で止まってくれません。
“自分のペース”ではなく“自然の流れ”に合わせて動く大切さを痛感しました。
● 道具選びの重要性
正しい道具・知識があるかどうかで戦い方は一変します。
これは草刈りだけでなく、仕事や家庭にも通じる学びでした。
● 周りの知恵は本当に尊い
農家さんのアドバイスやコツは、今の暮らしを支える一番の財産。
「人に教えを乞う」その素直さが、自然の中で生きる上では欠かせません。
草刈りはただの作業ではなく、
“暮らしそのものを整えてくれる時間” になりました。

5. まとめ
雑草との三番勝負は 1勝1敗1分。
数字だけ見れば五分ですが、得たものはそれ以上に大きいものでした。
・無知は武器にならない
・道具と知識の重要性
・自然に合わせて生きる覚悟
・人の知恵に助けられるありがたさ
そして何より、
これまでの生活環境では「雑草を刈る」なんて経験すらありませんでした。
それが今では、自然と向き合いながら知恵を身につけ、
その学びを子どもたちにも伝えられるようになりました。
「こうやって刈るんだよ」
「自然はこうやって動くんだよ」
一緒に外で話す時間は、とても尊いものです。
いざという時、きっとどこかで役に立つ――
そう思えるだけで、この経験がより心強いものになっています。
郊外に移住していなければ、
こんな“自然との戦い”を楽しめる日が来るなんて想像もしませんでした。
あなたなら、この雑草との闘い……勝てそうですか?
ぜひ、あなたの自然との向き合い方も聞かせてください。


