三男の断乳 〜ママの気持ち〜

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三男が1歳を迎えた頃、我が家では断乳をすることに決めました。

家庭の状況や仕事の環境を考えたとき、「そろそろこのタイミングかな」と思ったからです。

保育園での給食も始まり、歯も生え始めていたので、母乳から食事へと切り替えるにはちょうど良い時期でした。

しかし、母としては寂しさがありました。授乳は母親だけができる特別な出来事で、赤ちゃんと一番近い距離で過ごす時間。

その唯一の時間が終わってしまうと思うと、やはり胸にぽっかり穴が空いたような気持ちになりました。

断乳を始めるにあたり、一番大きな支えとなったのは夫の存在です。正直、自分一人でやっていたら心が折れて、「今日はもういいか」と思って再び母乳をあげてしまっていたと思います。

泣き叫ぶ我が子を前に耐えることは本当に難しいです。。

夫が夜の寝かしつけを代わりに引き受け、私から距離を取らせてくれたおかげで、なんとか進めることができました。

実は断乳の日は、予定よりも早く訪れてしまいました。

本当は息子に「もう少しでないないだからね」と少しずつ伝えて準備していたのですが、私自身が体調を崩してしまい、予定よりも前倒しでスタートすることになったのです。

突然母乳がなくなった息子には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

初日から大泣きする息子の声を隣の部屋で聞きながら、私は何度も目を覚ましました。

お乳をあげればすぐに泣き止むことを知っているからこそ、「可哀想なことをしているな」と心が痛みました。

でも、その時2人の息子たちが一緒にいてくれたからこそ、私は踏ん張ることができました。

数日経つと、泣く時間も少しずつ短くなってきました。

諦めではなく、息子自身が新しい生活に順応しようと頑張っているのが伝わってきて、その姿に胸が締め付けられるようでした。

母乳を卒業し、ご飯をモリモリ食べるようになっていく姿はたくましくもあり、同時に「また一つ母から離れていくんだな」と少し切ない気持ちにもなりました。

断乳は、子どもの成長を感じられる嬉しい節目である一方で、母としてはどうしても寂しさを伴う出来事です。

授乳という特別な時間がなくなることで、子どもとの関わりが変わっていく。

その変化を受け入れるのには時間がかかりますが、こうして家族で協力して乗り越えることができたことは大きな財産になったと思います。

断乳は親子それぞれにとって試練の時期ですが、必ず新しい日常が待っています。

今、同じように悩んでいる方がいたら、「きっと大丈夫」と伝えたいです。

母と子の距離は形を変えても、絆が弱くなるわけではありません。むしろ、食事や遊び、言葉のやりとりなど、新しい関わり方でますます深まっていくものだと感じています。

これから断乳を迎える方々にとって、少しでも参考や励みになれば嬉しいです。

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FAMILY SHIP"ブログは、3児の父と母が夫婦それぞれの視点で日常を綴る家族の物語です。「家族を楽しむ」をテーマに、生活の中の小さな発見や喜びを共有し、読者に家族の温かさを伝えたいと考えています。更新は不定期ですが、楽しんでいただけると幸いです。
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